蓼科の柊(ひいらぎ)というお蕎麦屋さんの窓辺にて



窓辺にとってもかわいいお花がいけてありました。ホトトギスではないかということです。
ほととぎすといえば、鳥の名前ですが、そのお花は細かい毛が生えていて、鳥のおなかのところに似ているからその名前がついたそうです。高原の気候のせいか、花弁がふっくらしていて、丸みがあって、色は淡い紫色でした。


杜鵑 ほととぎす(お花)
お花のホトトギスは、杜鵑、杜鵑草と書くようです。秋のお花です。茶花(ちゃばな)にも使うそうです。

不如帰 ほととぎす(鳥)

  • 日本の鳥百科 (サントリー) ほととぎすという鳥は見たことがありませんが、この挿絵だとカッコウに似ているような気がします。「包丁欠けた(ホウチョウカケタ)」と鳴くそうです。
  • ホトトギス とてもかわいいです。きれいな青色で美しい鳥ですね。ホトトギスはカッコウ科なんですね。似ているように思うのはそのせいでしょうか。こちらのサイトによれば、「テッペンカケタカ」と鳴くそうです。背景のお花は(かいどう)でしょうか。→花海棠花海棠写真集(季節の花300)(海棠は桜みたいですが、バラ科なんですね。 (^^;桜もバラ科でした。桜 (季節の花300)



歴代の戦国の武将の性格をあらわす歌として、
織田信長が、鳴かぬなら 殺してしまえ、ほととぎす
豊臣秀吉が、鳴かぬなら 鳴かせてみよう ほととぎす
徳永家康が、鳴かぬなら 鳴くまで待とう ほととぎす
といわれています。本当に詠んだのでしょうか、特徴ある武将の性格を皮肉った川柳みたいなものかもしれませんね。
それにしても、有名な武将たちが欲しがった「天下を取る」ことを「鳥の歌声」にかけて詠む歌に使われている「ほととぎす」ですが、どんなに美しい声なのか聞いてみたいですね。まさに「幻の歌声」といった感じです。


ウィキペディアによると、やはり本人が詠んだ歌ではないことがわかりました→天下人とホトトギス