満開の金木犀






金木犀は花盛り。今年は暑くて木の生長がよかったせいか、花数が多いようです。
南側や西側の日がたくさん当たるところは、木が黄色く見えるほど、お花がたくさんついています。とてもいい香りです。
金木犀は、生垣などによくされていて、白い新しいマンションの生垣に葉の色の濃い金木犀を植えて、モダンに植えてあることもありますが、古くからの庭や庭園でよく植えてあったりするので、日本の木かなと思っていました。
日本で古くから栽培されていたようですが、もともとは中国から来たそうです。そして、金木犀には、雄と雌があって、日本にある金木犀はすべて雄だそうです。黄色いお花が咲くものは、雄で、雌はそうではないそうです。
日本にある金木犀は、すべて雄の木のため、どれもお花を楽しめてうれしいですが、秋にお花をたくさん咲かせて、人間は、その素敵な香りと黄色いお花を楽しみますが、本当はどこかにいる雌の金木犀にアピールしているのです。でもそれは届きません。特に好きではない人から好意をもたれても、本当に好きな人には、気持ちが届かない、振り向いてもらえない、そんな人気者の切ない恋を感じさせますね。