業務日誌




お向かいの兵庫屋さんの屋根では、1匹のすずめがとまってチュンチュンと鳴いています。
午前も屋根を占領したような気分になっているらしく、得意げで誇らしく鳴いています。
午後も出てきて時々飛んでいったりしますが、その場所が気に入っているらしく、羽を丸く大きく膨らませて誇らしげにしていました。


やせてガリガリしたすすめより、屋根を占領してチュンチュンと得意げで鳴いている雀の方がいいね、見ていてこちらも嬉しいね。と夫と話していました。後でほかのすずめが来たり、からすが来たりして場所を取られることもあるかもしれませんが、排気ガスにまみれて弱々しくて病弱な雀をみるよりも、生命力あふれるすずめが威張っているほうがこちらも元気になるような気がします。


はてなの創業時の近藤令子さんの日記を読みながら、社員として妻として会社を支えていこうとされている気持ちに胸が熱くなりました。今でこそブログで書かれた記事にたくさんの星がついていますが、当初の記事にはいい記事があっても何もついていなかったりします。はてなでは技術や知識を持ったユーザーも多いなか、そうでないユーザーにも役に立てるようなサービスが出来るようにと前向きに考えて取り組んでいる気持ちが日記から伝わっていました。令子さんのお母さんがインターネットを快適に使えるようにADSLを薦めたり、はてなのサービスを使ってもらったりと、家族ぐるみで協力している様子が面白いです。



技術者やプログラマーが多いはてなのスタッフやユーザーの中で、令子さんの存在はありがたいなぁと思いながら読んでいます。そして、令子さんが日々綴られた日記に励まされています。私も夫の支えになるような仕事をしたいと思いながらできないでいて、とりあえず出来ることで役に立てたらと、お料理の記事を載せたブログを書いていました。今後はもっと役立てるような仕事をして、過去のことが笑い話になる日が来たらと思います。また、プログラムを書く技術も、経験もない初心者な私ですが、よくわからないひとが、学ぶ過程が誰かの役に立ったらと思います。はてなを設立当時、令子さんが日々綴られた日記に励まされているように、私たちが残した足跡が誰かの役に立ったらいいな、と思うのでした。