峠のだんご屋さんになりたいな



うちのマンションの向かいには活気のある酒屋さんがあります。夫がいつも元気な「兵庫屋」さんについて書いていた記事がありました。何気なく読んでいましたが、結構参考になるかなと思います。

それに加えて、向かいは活気のある酒屋さんだ。コンビニエンスストアが近くにないので、そのかわりに十分なる貴重な場所になっている。夜は店を閉じてしまうが、朝早くガラガラとシャッターを開けていつもどおりやっている。近所の人にはずいぶん好かれている。わたしも買い物するときは、まず兵庫屋さんで買えるかなと考える。玄関を出たら目の前なので、とりあえず見に行って、目当てのものがなくてもなにか買っている。小学生なんかも小銭をもってやってくる。建設中のとび職のひとも、犬の散歩のひとも、専門学校の学生も、近くの大使館のひともやってくる。都営住宅のひとはやってきてしばらく雑談して、そのまま買わずに帰っていくひともある。だが経営はじゅうぶんうまくやっていると思う。わたしはここに住んで、とても多くのことを教わったような気がしている。

自分のところがそういう結び目のような役回りをもらえたら、けっこう気持よく暮らしていられるのではないかなと思う。

翻訳をちょっとやってみて、できると結構楽しかったりします。挿絵も描いたりしてみます。そしていろいろ品揃えが増えたら、私のページに来てくれた人が楽しんでいってくれたりしてくれるかもしれません。ただ見ていく人もいれば、なかには頼りにしてくれる人もいるかもしれない。そういうつなぎ目の様な役割になれたらいいな、と思いました。向かいの酒屋さんは、お酒も雑貨も食品もちゃんとそろっていてなかなか充実しています。とてもかなわないので、まずは「峠の団子屋さん」になれたらと思います。翻訳も毎日続けて、少しずつ量を増やしていけたらと思います。


夫が以前、はてな近藤淳也さんがこんなことを言っていたよ、と教えてくれたことがあります。

どんな事でも、新しい領域の面白さが分かるようになるのは、他人が自分の事を認めてくれるようになってからです。僕の経験上、他人から少しでも認めてもらえるためには、新しく物事を始めてから大体18ヶ月はかかります。



私もそのとき、職場の洗面所に小さな花瓶にお花を絶やさず生けてくれている人がいて、18ヶ月までいかなくても、半年そのお花を見たら感動したので、そのことを話していました。はじめは、「こんなお花を飾るなんて、誰だってできる、私だってできる」、と思っていたけれど、半年それをみていたら気持ちが動いたと、感動した体験を伝えていました。


今、改めて夫が教えてくれたことを思い出して、まずは「18ヶ月」続けなければいけないなぁ、と思い返しています。2人で仕事を始めてまだ1ヶ月、「おむすび宣言」をしてまだ14日、私が翻訳を書いたのはまだ2日。18ヶ月後に何か形になっていることを信じて、継続していけたらと思います。